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工事用語集一覧

●地上波

日本においては、基本的にアナログ方式・デジタル方式を問わず、慣例からアナログ方式の放送をさすことが多いです。放送を送り出す送信所が地上にあり、近隣のエリアを対象としているのが特徴で、衛星放送が日本広域をカバーするのに対し、放送地域が限定されます。

●VHF

地上アナログテレビジョン放送やFM放送で利用されます。超短波(ちょうたんぱ : VHF、Very High Frequency)は超短波帯 (30MHz~300MHz) の周波数の電波をいいます。業務用移動通信・無線航法 (ILS)・(民間)航空無線・国際VHF船舶無線・同報無線・でも利用されます。

●UHF

極超短波(ごくちょうたんぱ、UHF : Ultra High Frequency)は極超短波帯(300MHz~3GHz)の周波数の電波をいいます。波長が短くアンテナが小型化できるので移動通信に適しています。

●ハイビジョン

NHKが開発した高精細度テレビジョン(High Definition television/HDTV)の愛称です。日本においては当初はアナログHDTVのみを指す言葉でしたが、現在では1080i、720Pの映像を扱う放送、映像を指すものとして一般的なものとなっています。

●BSデジタル

使用衛星:東経110度 (BSAT-2a)(BSAT-2c)2000年12月1日11:00、NHK及び民放キー局の関連会社などがBSAT-1b(後にBSAT-2a)を用いて放送を開始した、衛星デジタル放送のことです。

これまでのアナログによるBS放送はNHK(2チャンネル)とWOWOW、そしてアナログハイビジョンだけでしたが、新たに民放系のBS放送を加えてテレビジョン放送10チャンネル、超短波放送(単営)11チャンネル、データ放送(単営)7チャンネルの合計18チャンネルに増加しました。現状は、NHKとWOWOW・スターチャンネルBSなど一部有料チャンネルを除き無料で視聴できます。

●CSデジタル

通信衛星を用いたデジタル伝送方式の放送で、現在主力となっている放送形式です。衛星の位置・種類ごとにいくつかのプラットフォームに分かれています。

●ケーブルテレビ

同軸ケーブルや光ケーブルなどを用いて行われる有線の放送です。近年は放送サービスだけではなく、ブロードバンドインターネット接続・電話サービスなども行われています。

●ブースター

ブースタは電波が弱い場合などに、受信する電波を増幅することにより、安定した受信を可能にする機器です。ブースターには

VHF帯のみを増幅
UHF帯のみを増幅
BS、CS帯のみを増幅
VHF/UHF帯を増幅
UHF/BS/CS帯を増幅
・上記全ての帯域を増幅

など種類があり、最終的には電波レベルを測定してからの判断となりますが、東京都内のアンテナ工事において最も多く使用されるのはUHF帯が増幅されるブースターです。

必ずしも必要という機器ではありませんが、近年テレビコンセント以降に接続される機器が増加傾向にあり、増加すればそれだけ電波の損失が発生するため、結果的にブースターが必要になるケースも多くなってきています。もともとアンテナ自体で電波を受信していないケースでは全く無意味な製品ですが、東京都内(一部地域を除く)では微弱でも電波を受信していますので、ブースターは大変効果的です。

●分波器と分配器

BSアンテナと地上波アンテナを混合するアンテナ工事を行った場合、宅内のテレビコンセント(テレビ端子)が1つしかない建物が多く、テレビコンセントからBS側と地上波側に配線を分ける必要があります。一つはBSの入力端子へ接続し、もう一つは地上波の入力端子へ接続します。

これは分配器でも可能ですが、分配器は通過損失(電波レベルの低下)が発生するため、通常は通過損失が少ない分波器を使用します。ただ電波レベルがある程度高い状態であれば、分配器・分波器どちらを使用しても、それ程大きな問題はありません。

●アッテネータ

ブースター設置時に使用する可能性があるのがアッテネータです。アッテネータはブースターなどへの入力レベルが高い場合、適正なレベルに下げるための機器です。設置位置はブースター入力前なります。減衰させてから増幅すると、一見矛盾があるように思われますが、ブースターには定格出力レベル(このレベルまで出力できます)があり、

①このレベルを超えてしまった場合(レベルが強すぎる)は障害が発生
②このレベルを下回りすぎた場合でも障害が発生のように、微妙な調整を必要とします。

アンテナ工事の際はVHF/UHF/BSそれぞれレベル測定器(電界強度計)を使用し、数値を足したり引いたりして適正な電波レベルに調整することが必要となります。

また、強電界地域(電波が強い地域)などでアンテナからテレビへ、電波が強い状態で入力すると、テレビの故障等の原因となりますので、アッテネータを使用し適正な受信レベルの確保をお勧めします。

戸建の場合、一般家庭での設置は危険であり電界強度およびノイズを正確に測定するには専用の測定器が必要になりますので、よほどアンテナ工事に興味のある方やどうしてもご自身で取り付けてみたい方以外は専門の業者にお任せすることをおすすめします。

代表的な工事例

UHFアンテナの新設

視聴可能な番組→地上デジタル放送または地方放送

・VHFアンテナの新設

視聴可能な番組→地上アナログ放送

・VHF+UHFの新設

視聴可能な番組→地上アナログ放送、地上デジタル放送または地方放送

・BS/CS110゜アンテナの新設

視聴可能な番組→BS放送、CS110゜放送